A2:腰椎分離・すべり症/脊柱管狭窄症の疑いがあります。
かがむと楽になりますか?
緊急度: ★★★★★
腰を反らせると痛みが出たり、長く立っていると腰が痛くなったり…という症状はありませんか? 腰椎分離は、背骨のある一部分が切れてしまうことです。すると分離した部分から上の腰の骨は、前方へ滑るようなストレスがかかります。これがすべり症です。
腰の神経を刺激する状態になると、下肢にしびれが出て、長く歩けなくなることがあります。ひどい場合は排尿障害に至ることもあります。
腰椎分離・すべり症の症状と似ているもので、脊柱管狭窄症という疾患があります。神経が通る背骨にあるトンネルが狭くなることで発症します。
すべり症から脊柱管狭窄症になるケースもあります。歩くと太ももやふくらはぎの方へと痛み・しびれが出ますが、立ち止まりしゃがんで休憩を取ると、再度歩けるようになります。おじぎの姿勢で症状がラクになりますので、逆に姿勢をピシッと伸ばすことが苦手となります。
腰痛治療が得意な病院や、治療院を受診して腰痛予防の体操や、体の使い方を指導してもらいましょう。
腰椎分離・すべり症と診断された場合、運動の仕方によっては足の痺れが酷くなったりするので、痺れや痛みが出た場合、その運動は中止して下さい。