【熱中症予防】目的やシーンに合わせた水分補給の仕方
暦の上では立秋を過ぎましたが、毎日暑い日が続きますね。
そんな暑い今の時期だからこそ、皆さんに知って欲しくての投稿です。
スポーツの現場で仕事をする際に、指導者の方や親御さんから「スポーツドリンクは薄めてもいいのでしょうか?」という質問をたくさん受けます。
その時には「その水分補給の目的を考えて摂りましょう」と答えています。
サッカーをはじめとするスポーツの現場では、練習や試合中の水分補給のために、水とは別に、薄めたスポーツドリンクを準備しているチームがほとんどです。
スポーツドリンクを薄める理由としては、「甘すぎて飲みにくい」「費用がかかる」などが挙げられます。
練習や試合中での水分補給の目的は大きく分けて3つ。
練習や試合状況に応じて、優先すべき目的を考えましょう。
さらにコストも考慮してドリンクを準備するといいですね。
気温が高い中で運動すると、常に発汗し続けるため、水分を補給することが大切です。
「甘くて飲みにくい」と感じるようでは、無意識に飲む量をセーブしてしまうかもしれません。
このような状況では「たくさん飲める」ことが一番大切なので、水やお茶、薄めた麦茶で水分を補給。
そして休憩中や終了後に、電解質やエネルギー源の補給のために市販濃度のスポーツドリンクを意識して飲むと良いでしょう。
例えば、サッカーの試合では、以下のような水分補給はどうでしょうか。
これらは、1試合80分、ハーフタイム10分の高校生の場合です。気温や湿度、年齢や体格、試合時間などによっても飲む内容や量を工夫しましょう。
※500mlのペットボトルに水470g、砂糖30g、塩1gを入れると、糖分が6%、塩分が0.2%になります。
日本体育協会では、運動中の水分・電解質・エネルギー源補給のために、腸内の吸収効率等も考慮し、0.1~0.2%の塩分(ナトリウム量で40~80mg/100ml)、4~8%の炭水化物(糖質)量の飲料を推奨しています。 本レシピはこの塩分・糖分濃度を意識したものです。
参考文献:日本スポーツ協会 水分補給はこちら(分かりやすいマンガです)
私は、微量ミネラルを補給する観点から、砂糖ではなく蜂蜜を使っています。またクエン酸を追加する事で疲労回復効果も狙え、飲みやすくなります。
私は、喉が弱いので、風邪予防の目的で、水を緑茶に変更して作ることもあります。こちらもお茶の苦味とクエン酸の酸味、ハチミツの甘味のバランスは良いですね。
レシピを参考にして、自分好みのオリジナルスポーツドリンクを作ってみましょう。甘味と酸味のバランスを工夫するのがポイントです。
クエン酸が無い場合は、レモン果汁を利用してもいいですね。
酷暑の夏を乗り切って、毎日を楽しく過ごしましょう!