ガサガサかかとの簡単セルフケア

今日は秋晴れで、いい天気ですね。また、朝晩は涼しくなり寝やすい季節になりました。ふと、富士山を見たら、うっすら雪化粧してました。秋の深まりを感じます。

(千本浜から見えた富士山です。上部が白いと落ち着きます)

 

来院された方や、運動教室などでお伝えしている「セルフ軸通しエクササイズ」があります。簡単に、いつでも、どこでも出来るので、自分の体の歪みをリセットする方法として、お伝えしています。

その際に、お伝えした方から、お悩み相談を受けたので、解消方法をシェアします。お悩みは、「踵がガサガサしていて、軸通しエクササイズをすると、かかとが痛い」という内容でした。

(写真はイメージです)

これからは、乾燥の季節でもあるので、しっかりと踵のケアを行いましょう。

まずは、知ることが大事です。かかとのガサガサの原因と、対策を書くので、参考にして下さいね。

 

1. かかとの角質が厚くなる理由

かかとの角質は「かかとを守る防御反応」で厚くなる!

かかとの角質が厚くなる理由は、外部刺激と乾燥です。
工事現場で働く人は、固い石の上などを地下足袋で歩くため、足底の皮膚が厚く硬くなっている人が多いとか。そもそも、足の裏やカカトは、体重がかかる上に、摩擦がおきやすいため、体の中でいちばん角質が厚い箇所です。

これらは、外部刺激に対応するためのものです。これが理由で、かかとのガサガサを引き起こすわけではありません。

また、肌から水分が出ないようにする機能が、角質にはあります。肌バリア機能の一種ですね。かかとの角質が厚い=悪ではないので、そこは間違えないようにしましょう。

角質が厚くても、ガサガサでなく、足裏の見た目もキレイで足裏の状態に困っていないのなら、あなたにとって必要な角質の厚さです。今まで通りのケアを続けましょう。

 

2. かかとがガサガサになる原因

 

皮膚は外側から刺激を受けると、身を守るための防御機能として角質を厚くさせる特徴があります。それが行き過ぎると、かかとのガサガサにつながるのです。

原因1 歩行や摩擦による刺激(外部刺激)

サイズの合わない靴を履いている人は、靴の中で足が圧迫されたり、動いたりして、摩擦がくり返され(かかとが擦れて)、角質が余計に厚くなり、かかとがガサガサになります。

原因2 角質の削りすぎ

肥厚したかかとの角質をケアしようと思って、角質を削り過ぎるのも、ガサガサを引き起こす原因になります。

原因3 乾燥

もともと皮脂腺がない足裏やかかとは、油分が不足して乾燥しやすい部分。そこに加齢や血行不良で皮膚細胞の代謝が低下すると、古い角質がはがれにくくなり蓄積され(角質肥厚)、かかとの乾燥がさらに進みます。その結果、かかとがガサガサになります。

原因4 かかと水虫

ガサガサや皮めくれがある場合、「かかと水虫」が発生している可能性があります。 乾燥と勘違いして気づかない人も多いようです。いくら乾燥のケア(保湿クリームやワセリン塗りをこまめにしている)をしていても、かかとのガサガサが治らない場合は、水虫も疑いましょう。

 

3. 年齢と、かかとのガサガサ度の関係は?

ケア不足でいると、ガサガサ度は間違いなく急上昇

年齢を重ねると肌の再生力が衰えて、皮膚の生まれ変わり(ターンオーバー)が遅れがちになり、肌自身の保湿力も低下してきます。
その結果、古くなった角質が蓄積(角質肥厚)されて分厚くなり、かかとがガサガサになります。

 

4. かかとがガサガサにならない為の対策
対策1 靴を見直して、余計な摩擦を避ける

 

サイズの合わないブーツ(底がフラット)+すべりやすい素材(タイツや薄手の靴下など)は、歩くたびに靴の中で足が動き、かかとに刺激が加わるので要注意。

(靴を選ぶ時の注意点:図はお借りしました)

靴の中で足が動かないよう、インソールでサイズ調節するか、靴選びを見直しましょう。

また、靴を履くときに気をつけたいこととして、カカトをしっかりとヒールカップに合わせて履くことも重要です。(靴を履く際には、かかとをトントンしましょう)

ソール(靴底)が硬い靴よりも、ある程度足底にやさしいクッション性のある靴がよいです。

対策2 毎日、足裏を洗う

足裏は、人体の中でも角質が厚い箇所として知られていますが、肌はデリケートです。常に酷使している足裏を優しくケアするには、やはり毎日、足裏まで洗うことが一番です。

(足の甲だけでなく、足裏まで洗いましょう)

足を洗うのは当然と思われるかもしれませんが、足裏までしっかりと洗うとなると、ちょっと面倒くさくなって、軽くこすって終了という方も多いのではないでしょうか?

洗い方は、石鹸を泡立て、手やブラシを使って、丁寧に角質や汚れを落とすだけです。足裏のケアタイムだと思って、5分くらいは足裏を洗ってみてはどうでしょうか?

足裏まで洗う事が習慣化すると、さらに良いですね。

足裏の角質が硬くなっている場所や、足裏全体のかさつきが気になる場合はボディスクラブ(塩でも代用可能)を使い、マッサージするように優しくケアして下さい。足のにおいも解消できますし、 常にきれいな足裏を保てます。

対策3 お酢を使った角質除去(消臭効果も期待できる)

毎日の足洗いでは物足りないという方には、リンゴ酢や安い醸造酢などの食用酢による角質除去がおすすめです。(頻度は週に1回がオススメ)

酢に豊富に含まれている有機酸にはピーリング効果があり、古い角質を除去する作用があります。

(業務スーパーで売っている安いお酢で十分です。)

安くてもピーリング効果は変わりません。コスパを求めるなら、安い醸造酢で十分です。酢の臭いが苦手な方は、りんご酢の方が臭いがマイルドです。

方法は簡単。両足の入る洗面器などの容器に、お酢とお湯を1:3 の割合で入れ、そこに足裏を 30分程度、浸けておくだけ。

その後、フットケア用のブラシや手などで軽く足裏を洗い流します。週に1回を目安に続けると良いでしょう。酢には殺菌作用もあるため、消臭効果も期待できます。

お酢の量を節約したい方は、コンビニのビニール袋(足が入るサイズ)に足裏が浸る程度(酢50ml、お湯150ml)の液を入れる方法もおすすめです。足裏さえ浸れば良いので、液の量はそれほど要りません。

 

対策4 1週間に1度くらいの頻度で、削りすぎない角質ケアをする

 

毎日のケアをしていても、角質が厚くなり、ガサガサしてくる場合は、1週間に一度、かかとのケアをする。(毎日やると逆効果ですよ!!)

(1)足湯や入浴などで角質を柔らかくする。(目安:15分程度)

(2)水分をふき取ってから、軽石やかかと専用やすりで余分な角質を落とす。一度にムリに削らない。

(3)尿素クリーム、馬油などをすりこみ、保湿します。

(ケアが終わったら、コットンの靴下を履きましょう)

※注意ポイント

入浴中、かかとが濡れた状態でやすりを使うのは避けます。皮膚を傷めてしまい、かえって角質増殖の原因になります。

保湿のしすぎにも注意。ラップを使ったパックなどで長時間皮膚をふやけさせると、バリア機能が低下します。クリームを塗布した後は、通気性のいい靴下などを履きましょう

 

ほかに、足の血流をよくするのに、マッサージやお灸をするのも効果的です。足が冷えてお困りのときは、ご相談ください。

 

対策5 同じ靴を毎日履かない(水虫対策)

 

足の裏は、1日に約1リットルもの汗をかくとか。その為、同じブーツや靴を毎日履き続けると、ムレや水虫の原因に。

お気に入りの靴を数足揃えて、順番に履き替える事をオススメします。また、その際には休ませる靴の乾燥、除菌対策も行いましょう。

具体的な、靴の乾燥・除菌方法
 ・天日干し(除菌・乾燥)

 ・除湿剤(シリカゲルなど)を入れる

 ・10円玉を入れる(除菌)

 ・乾燥した鷹の爪を入れる(除菌)

 

また、水虫を治療すれば、かかとのひび割れが治ることもあります。

ケアをしてもガサガサや皮めくれがよくならない場合は、皮膚科を受診しましょう。

 

最後に

 

いかがでしたか?
原因を知り、正しく対策を行えば、かかとのガサガサは治ります。

足裏のケアとして、覚えておいて欲しいことは4つです

● 覚えておいて欲しい足裏のケア 4ヶ条

1:足に合った靴を履く事。履く時は、踵をしっかりホールドしよう

2:毎日、足裏までしっかりと洗うことや、1週間に一度、酢を使ったピーリングでメンテナンスしましょう

3:1週間に1度くらいの頻度で削りすぎない角質ケアをしよう(角質が厚くなりすぎの場合のみ)

4:水虫の場合は、皮膚科を受診してしっかり治そう(ケアしていてもガサガサが治らない場合は、水虫を疑ってみる)

 

これから、乾燥の季節になりますので、足裏のケアを習慣にして、キレイなかかとをキープしましょう!

秋も、楽しんで毎日を元気に過ごしましょうね!
最後まで、お読みくださり、ありがとうございました。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です