ぎっくり腰、動けないくらい痛い時の対処法&予防法
●ぎっくり腰、動けないくらい痛い時の対処法&予防法
気温や天気が目まぐるしく変わるこの時期は、ぎっくり腰が増える季節でもあります。ぎっくり腰をやったことがある方なら、分かると思いますが、その場で動けなくなりますよね。
腰痛卒業の治療院らしく、対処法をお伝えします。
◆ やりたてのぎっくり腰 対処法 ◆
仰向けで膝を立てて寝て、お腹の硬いところをほぐす。(おへその横〜下っ腹あたりの腸腰筋が痛い事が多いです)
これで、うつ伏せに寝られないほどの激痛は、和らぎます。
(膝を立てて、そっと仰向けに寝ましょう)
次に、この対処法が良い理由を説明します。
ぎっくり腰は、首のムチウチと同じで、腰の骨が一瞬ズレて戻り、ズレた時に圧迫された神経の痛みと、骨がズレないよう固定するために、腰部の筋肉がガッチリと緊張した状態を指します。
最近は、ぎっくり腰は動かせば治る、という情報も多く見られるようになってきました。固まった筋肉の緊張を取り、一部分に負担が集中した状態を整えれば治るという考え方ですね。
確かに、安静にしているよりは、できる範囲で動かしていた方が、復帰までの期間も再発も少ないという研究結果もあります。しかし、動けないくらい痛い方(ぎっくり腰をやりたて)には、通用しません。
多くの方は、緊張しすぎた腰の筋肉をほぐそうと努力すると思います。でも、本来ズレた骨を支えるために固めている筋肉を、無理やりほぐしてしまうと危険です。また、腰をほぐそうとしても、うつ伏せに寝るのが辛かったりします。
そういう場合は仰向けに寝ましょう。膝を伸ばすと、腰が痛いので、膝を曲げると良いでしょう。
仰向けに寝たら、お腹を触ってみてください。おそらく固い場所と、そうでない場所があるはずです。
お腹の硬い場所を、息を吐きながらゆっくりと、ほぐすことで、ぎっくり腰やりたての時の辛い痛みは軽減します。
今日の夜にでも、寝るときに仰向けの姿勢で膝を立て、お腹を触ってみてください。お腹で固い場所があれば、ほぐしましょう。ぎっくり腰の予防にもなりますよ!
最後までお読みくださり、ありがとうございます。この記事が、あなたが毎日を楽しく過ごすためのヒントになれば幸いです。